エスジーとは

RESEARCH&DEVELOPMENT

株式会社エスジーは、エヌエスディグループの中で開発部門の役割を担っている会社です。過酷な環境に耐えうるセンサやアクチュエータ、またそれらに接続されるアンプ等(電子機器)の開発を行っています。
グループの中で特異な任務を背負う、エスジー社員は日々何を思い、どういう姿勢で開発と向き合っているのか・・・それを紐解くために、実際にここで働いている高塚さんに、社内インタビューをしました。

回答者:高塚 智史1994年入社 技術部リーダー
(右写真:中央上)

 

写真:株式会社エスジー スタッフ

Q. エヌエスディグループの一員としてどのような役割を担っているのでしょうか。

A

はい、まずはエヌエスディの自社ブランド製品の開発が中心になります。それ以外にもエヌエスディの設計部門との共同設計や評価、また客先納入後の故障対応や改善提案まで、製品の誕生から最後まですべての工程に幅広く関わっています。

Q. では、机にかじりついて「研究一筋」という雰囲気ではないんですね。

A

その通りです。どういう現場で、どのように私たちの製品が使われるのか、そういった事を見極めていかないと、的を射た製品の開発は出来ないと考えます。設計や開発で重要なのは、事務所に詰めて設計図面や仕様書を考える前に、お客様の現場に足を運んで、良くヒアリングするという事ですね。

Q. 製品を開発するにあたって、なにか特徴的な事ってありますか?

A

磁気を応用したセンサは「温故知新」的ですが、一方でアンプ(電子回路)は「新しいデバイスを使い倒せ」というスタンスで臨んでおり、かなり違った性質がありますね。磁気を使ったセンサは、昔から色々なモノが作り出されており、それだけに奥も深く、幅広い知識と職人芸で花を咲かすようなところがあります。一方、電子回路の世界(特にアナログ系)も奥は深いものの、新しい電子デバイスの登場で、やれる事・やる手段がガラリと変わる事がままあります。
新デバイスによる変化成分を、センサにかけてあげると、まさに「温故知新」のような化学反応が起き、新しい事ができる・・・ハズだと思っています。ちなみに、今の我々にとって、新しいデバイスの代表はFPGAですね。FPGAはロジックの集合体ですが、我々のFPGAの中身は、動作としては、ほぼアナログみたいになってて、面白いですよ。

Q. ひとつの製品開発に一年以上かかることもあるそうですが。

A

実際そういう事も良くあります。エヌエスディグループにはものづくりにおいて「現場実行主義」という考えがあります。そういうスタンスですので、現場で充分な機能・性能を果たす製品づくりをするために「現場の声」を聞きながら、ゼロから開発する場合もあります。高い信頼性が求められる時には、現場における評価だけで半年以上かける場合もあるんです。お客様を間近に感じながらの開発は、"緊張感"を伴いますが、製品開発がうまく行ってお客様の喜ぶ顔が見られたときの"達成感"も、なかなか得難い経験ですね。見落とされがちですが、会社が健全な状態を保ってないと、長期的なテーマには取り組めないと思います。これ大事です。

Q. 開発途中に予期しないこともあるそうですね。

A

はい。開発テーマが立ち上がって、1年後にやっとこさで出来上がり、めでたくお客様に見てもらった時には、目標仕様変更(スペックアップ)され、あえなく撃破・・・という苦い経験もあります。こういう事もあるので、初期段階から先を見越した判断が重要になってくるんです。言われた事の一歩上を行くイメージを描けるか・・・それには、開発者の技術的な力量・想像力といったものが大きなカギになると思います。

Q. これからのエスジー、そしてエヌエスディグループを支える人材育成も大事ですね。

A

これは重要で、頭痛のタネでもあります。ものづくりより難しいんじゃないかと実感してます。しかし、「ものを作っていくのは人」である以上、「ものづくり」と「人づくり」は、ワンセットで考えねばいけないようです。
実際に若い人達には、いわゆるOJT的に修練を積んでもらうのが、ベストだと思っています。できれば、その人が達成できるレベルより、ちょっと難しいくらいの仕事をやってもらうよう、こちらとしては心掛けています。もちろん、お客様の所にも足を運んでもらいます。
個性は尊重しますが、個性を発揮したり、柔軟な発想をするには、基本的な事が出来ていないとダメだと思います。でないと、ただの思いつき・ワガママになったりしますよね。自由な環境も、自分をコントロールできる人でないと、ただの野放しになってしまいます。このあたりのサジ加減が難しいですよね。

Q. まさしく、仕事に動かされるのではなく「仕事をコントロールする」感じですね。

A

当社が求める人は「歯車」でいるのが嫌いな人間です。メチャクチャは困りますが、「歯車」でいてもらっても困るのです。 「歯車嫌い」な人で、会社の示すベクトルと自分をおおよそ合わせられる人には、当社の仕事は楽しくできるはずです。 できる人には、ほとんど牛の放牧のように好きにさせてもらうこともあるのです。 (ちゃんとあとで乳を絞られますが・・・。)

Q. では、エスジーとして今後どのようなビジョンをお持ちですか。

A

つきなみに聞こえるかもしれませんが、「オンリーワン」のセンサを作ることです。業界で存在感のあるセンサを作るのは、様々な知識を総合的に活用する力、新しい技術と従来の技術をミックスして新しいものに変える創造力、営業・品質保証部門とのスピーディな連携、会社の経済的体力… そういったものの総合力が必要だと感じています。最後はもちろん、技術者の汗と根性が決め手ですが(笑)。
具体的には、従来からある磁気を使ったセンサ、そして、製品と新しい電子デバイスを組み合わせたセンサシステムの開発を核として、世の中にまだない新しい製品の開発に取り組んでいきたいと考えています。

Q. では最後に、新しい時代のエンジニアを目指す若者にメッセージを

A

我々のチャレンジは、まだまだ続きます。私たちの想いに共感し、共鳴してくれる方たちと一緒に、この世にまだないものづくりを追求していきたいと考えています。興味のある方のご連絡をお待ちしております。